私どもは、無謀な挑戦とは思いながらも、慶應義塾幼稚舎への合格を目標に家族で頑張って参りました。「合格しても納得、不合格でも納得」。慶應義塾幼稚舎はそういう学校だと理解しておりましたので、「これだけやれば合格したときに納得できるね!」を目指して、お教室のお力を借りながら、やれるだけのことをやってみました。

実際にやれるだけのことをやってみて‥‥本番は妙に落ち着いて迎えることができました。控室でもアレコレ言わないように、ポケットクイズ図鑑の中表紙に、「大丈夫、落ち着いて、よく聞いてね、出口で待ってるね」など最後に伝えたかった言葉をカンペの様に貼り付け、それを本人に自分で読んでもらいました。私は今日その場に無事にいられることに安堵して既に涙が出てきていて…そんな私とは裏腹に引率の先生に続いて息子が控室を出ていく姿は、見たこともないくらいに勇ましく、やる気に満ち溢れていました。「待っていました本番!」というような感じで。

そのやる気が裏目に出ないといいけど…と祈りながら、私は試験終了を学校の外で待っていました。試験が終わって、開口一番は、「頑張った、大丈夫だと思う。僕この学校でやっぱり行きたいんだ」と。やり切ったことは分かりましたが、色々聞いてみると、「スタートちょっと間違えたけど、すぐ気づいて直した!」だとか、「廊下で在校生の素敵な絵に見惚れていたらちょっと列が前に進んでて慌てた!」だとか…。え、おいおい…。一抹の不安もありましたが、当日を無事終えられたことで気分は晴れやかでした。

そして、発表の日。子供たちを祖父母に預け、夫と二人で震えながらサイトにログインして、ちょっと叫びましたが、、「合格です。」の文字に、驚きはしませんでした。「やることはやったもんね!」と言えました。受験において、「まさか受かるなんて」ということはないと思います。やり切った私たち夫婦は、やっぱり大丈夫だったんだ!と嬉しさよりも“納得”の方が大きかったと思います。

我が家が友人にご紹介いただき青山教育研究所に入会させていただいたのは、年中の夏でした。生まれる前から、慶應義塾幼稚舎を意識はしていました。でも年中の夏まで幼児教室には通っておらず、家で様々な体験と読み聞かせを中心に過ごしてきました。入会してから他の幼児教室の模試だけは浮気しましたが、幼児教室はこちらだけにお世話になりました。共働きのため、平日のお教室通いが難しく、慶應専科が休日開講だったこと、非常にアットホームな雰囲気だったこと、息子が体験授業の後、入会を熱望したことが決め手でした。

コロナへの不安もあり、入会当初は慶應青山専科のみを受講し、年長の春から総合クラスを追加してペーパーや指示制作を含めた総合力の強化を目指し、夏からは早実専科を追加し生活力や巧緻性、発言スキルの向上を目指しました。

慶應専科では、毎回本番を想定した内容や指示行動をしてくださり、本人に本番での行動の最低限守るべきことが1年の通塾で完璧に身について(染み込んで)いたようです。実際に本番でもスムーズに行動できたことで、本人も落ち着いて目の前の課題に取り組めた様でした。いかに本番に近い練習を重ねておくのが良いのか、小学校受験の経験のある親御さんはご理解があるかもしれませんが、我が家は第一子の小学校受験で経験がありませんでしたので、試験当日の様子を見てやっと、その意味が良く分かりました。学校との相性ももちろんですが、試験タイプの相性も見つつ、早めに志望校を決め、志望校対策に取り組む時間を確保することで、本番に本人らしい力を出せるようになると思います。染みつくくらいまで!がポイントだと思います。お子さんのタイプによるかとは思いますが、我が家は、第一志望は慶應義塾幼稚舎と本人も強く意識していましたので、本人も志望校対策の過去問やサーキット対策に意欲的に取り組むことができました。また一歩近づいた!と思いながら、毎週の通塾を楽しみにしていました。

総合クラスの宿題は難易度が高いですが、宿題は必ずやって提出するという習慣は、大好きな先生方が褒めてくださるため、本人も苦戦しながらもこなすことができました。理解が難しいところは、市販の問題集で基礎に立ち返る、少し期間を置いてからやってみるなどしながら、難易度の高い宿題との往復をしていると、ペーパーの力がみるみるついていきました。家でペーパーをやるときは、基本的にはカフェでやりました。夜のカフェや土日の朝、カフェで朝食を食べながらです。家でやるとついつい怒ってしまうので、人様の目のあるところで穏やかにやれるようにしていました。

早実クラスでは、面接対策や発言スキルの強化により、本人も他の子の回答に惑わされずに自分の言葉を発することができるようになりました。家庭で見落としがちであった生活力や巧緻性の確認は、授業での他の子のすてきな振る舞いを学ぶこともでき、本人も素直に良い行動を真似ることができました。少人数で他の子の振る舞いにも目に入り、本人も自分の行動を見直すきっかけになっていたと思います。授業の評価表も、我が家は楽しみの一つでした。C評価やD評価もありました。Aがあれば大いに褒められるし、CやDは子どもにきちんと教えてあげられていなかった親への評価と思って、「おー、ごめんね、教えてなかったねコレ!」とか臨機応変に対応できるようにスキルの使い方を伝えられていなかったな…と親が反省して、一つ一つクリアしていくように家庭で取り組み、スキルの底上げをしていきました。

試験当日はライバルもそれ相応に対策をし、挑んでいると思います。(実際にライバルはみんな本当に素敵なお子さんに見えるし…本番の控室で急に不安にもなります。)そんなライバルにちょっとでも差(個性やエネルギー、オーラとか?)をつけなくちゃいけない。なので我が家は息子の“この学校に入りたい”という気持ちと気迫に賭けていました。熱量は隠せないはず!その気持ちは何よりも強いパワーになる!と思っていたからです。過去問は10年分やりました。志望理由は最初2万字書きました。卒業生や在校生に親子でたくさん会いました。頑張った証は全部見える化しました。合格をいただけなかったらどうしよう…息子がどう思うだろうかと悩みましたが、合格よりも自分たちが納得できる日々を過ごすこと、満足感を得ることを大切にしていたので、中途半端にやらない、やっつけ仕事にしない、オリジナリティという付加価値を付けてクオリティー高く仕上げることを目指そうと(幼児にそのニュアンスが通じるように試行錯誤しながら)取り組んできました。我が家は誰よりも早くできること、誰よりもたくさんやることよりも、誰よりもいいモノを作り上げる、練り上げることに時間をかけていました。運動でも工作でもペーパーでも、速さよりも、順位よりも、量よりも、満足感を意識していたという感じです。

表参道青山教育研究所はどの講習にも無駄がなかったうえ、良い雰囲気だったことなど、とにかくすべてが第一志望の合格に結び付いたと思っていますが、こちらのお教室に通ったメリットで一番大きかったことは、なかなか受験に積極的になれずにいた父親をお教室のファンにしてくださったことでした。年中の秋に我が家は第2子の出産と育休を取らずの仕事復帰もありましたので、夫が送迎や受験サポートのメインとなることも多かったのですが、父親が参加しやすいお教室の雰囲気の良さと、息子の目に見える成長の様子を見て、いつしか夫の方が率先してお教室の送迎や参観、家庭での運動やペーパーのサポートまでするようになりました。受験のために保育園を休むこともなく、遊ぶ時間や友達や家族との時間を制限することもなく、細切れの時間をうまく夫婦で分担しながら、家族で受験を楽しみ、挑戦することができたのは、夫にとっても魅力的だったお教室であったからと感謝しております。日頃より、肩ひじ張らず、子供も両親も良い状態で本番を迎えられるよう、気を配っていただきました。お教室の先生方なくして第一志望の合格はありませんでした。本当にありがとうございました。