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2020年度「青山学院初等部 合格者座談会」 実施日:2019.12.15
表参道青山教育研究所に本年度青山学院初等部合格者中の4名をお招きして実施し、その内容をレポートいたしました。
※当日は合格者の方々それぞれに多くの質問をさせていただきましたが、ここでは代表的な一問一答をピックアップしています。

司会

最初の質問は合格された方の勉強時間と内容についてです。

Yさん

私は一人娘のため初受験ということで、最初はかなり手探りの状態でした。時間は朝と夕方で30分から1時間ぐらい取っていたのですが、「受験は特別なものではない」とうことを意識しておりまして、朝起きてから夜寝るまで全てのことが、結果受験に繋がるようにいやらしくコントロールし組み立てながらやってきました。そのようにしたことが全て学習に繋がっていたのかと思うとずっと勉強をしていたとも言えます。今日はやってきたことをご覧いただけるように持参したものを見ていただけますか。(袋の中から3冊ほどのリングにまとまったものを取り出す)ペーパーで理科的常識を確認すると、次の日には実際にそれを確認して写真に収めるようなことを繰り返していました。お花も全部見たら、写真を撮ってそれを絵に描いて調べるようなことをしております。そしてドリルの絵も切り取って一緒に貼ったりしています。

司会

では、2つ目の質問です。皆様は日頃どのようなことに注意をして受験生活をなさっていらっしゃいましたか。

Yさん

生活全てが受験みたいなもので…。実は幼稚園に入る前から続けている習慣なので本人も受験モードに切り替わったと感じることもなく、まあ後半は鬼のようになっていたので気づいたかもしれませんが、基本我が家は夫がかなり受験参加型で、かなり熱心な父親でした。それが、受験だけでなく受験に関する全ての行程に参加したいので、こちらの教室にもしっかり毎回参加しましたし、幼稚園行事も全て参加いたしました。教会に関しても3人で1年間皆勤賞で、全て3人で過ごす生活をしていました。そのおかげで、夫婦で何かすり合わせをしなければいけないようなことが多い中、それをその場でしてきました。夫がかなり頑固なので、その場の夫のリアクションを見ながら「そういうことか」という感じで理解をして、男の人の考え方を理解するのに苦労しました。そのようなタイプの夫でしたので、常に現場に連れて行ってどんな感覚を受けているのかを感じ取りながら進めてきました。また、願書は全て夫が清書いたしました。最後は夫が腱鞘炎になって、私はひたすら湿布を変えるだけの日々でした。お父様が願書を書いた方がよいというような都市伝説がありますが、実際にお父さんが願書を書く人は少ないので、受験の全てを夫婦で楽しむというのはありかなと思いました。

司会

志望校をどうやって決めたかを聞かせていただけますか?

Oさん(母)

我が家は私もキリスト教系の学校出身でしたし、娘もそのような学校に通っておりますので、神奈川1校、都内3校、埼玉1校を出願させていただきました。夫の理解も含めてキリスト教系の学校のみの受験です。願書や面接にも協力してくれましたので、あまりぶれることない根幹があり、そのような中で志望校を決定いたしました。

司会

実はOさんのお子さまも全ての小学校から全部合格をいただいております。でも、面接の際に第一志望ではないのを学校に見抜かれてしまうのではないかというお話もなさいましたが、いつもの面接練習の様子、それからお子さまの力を考えますと、落とされる理由があまりみつかりません。ただし、第一志望かそうでないかというのは、面接官の先生にはわかってしまうことも多くありますので、志望校を確実に決定することはとても重要だと思います。

Yさん

我が家の学校選びは一人っ子で初めての子ということもあり、年中さんの時から色々な学校に夫婦で行きました。もちろん青山学院という軸はあったのですが、他の学校を見ることによって気づくことも多くありますので。ある女子校に行ったとき、私は大変感動して、心を奪われ涙したほどでしたが、夫は「ここは絶対ないな」と言うのです。真逆の価値観で、この価値観の違いでこの人と暮らしていくのかと思うほど、あまりにも感じたことが違ったので、先ほどの話に戻りますが、本当に現場に夫を連れて行ってお互いにその場で感触をすり合わせないとこれはきっと決まらないぞというのがありました。説明会がないところでは、夫と学校の外だけでも見たいということで見に行ったり、駅からのアクセスはどうかとか、わりと直前までいろいろな学校に足を運びました。そうすると、だんだん夫の考えていることを私も理解できるようになって、私も夫に伝えることができるようになりました。その結果、絶対青山学院だねということで、教会通いが始まったりしました。

司会

そうですか。ところで皆様は教材以外で何か今日お越しの皆様にお勧めできるものや勉強法はありましたか?青山学院だけでなく、他の学校にもよいというものがありましたら、お願いいたします。

Yさん

我が家は基本テレビを観ないので、小さいころから昔話も全て音絵本で聞いていました。ですので、耳から入ってくるので、意外と語彙が豊富になり、今も車の移動などの時もDVDなどは全く見せずに全て音絵本など「一休さん」などを音で聞くというのが今でも習慣になっています。とにかく聞きたい問う感じです。「灯りをつけて」など、今では古い日本語ですが、うちの子は「ちょっと灯りをつけて」などという言い方をしたりしますね。耳からの刺激はとてもよいと思います。

司会

それ、とても良いですね。今は目からの刺激は子どもたちの関心が高いですが、耳からはあまり普段は使わないことですよね。でも受験ではお話の記憶とか設問は耳からの情報に頼らなければならないので、マネできるところはまねしていただけたらよいのではないですか。次は、お子さまのやる気をキープするにはどうやったらよいのかとういう質問です。

Oさん(父)

私はあまり勉強を一緒に見たりとかしておりませんで、甘くてスパルタで運動とかもしておりません。でも「頑張らなきゃいけないときがあるんだ」という話はしました。言葉で諭すことがあります。当然、母親とうまくいかない、そんなときはサポートできるように努力していました。

Yさん

このお教室のロケーションというのが大きくて、お教室に来るときに必ず学校の門の前を通って来るとか、あとは、高速道路を通るときには二人で「入れてくださ~い」「入りたいで~す」と言ったりしながら(会場爆笑)楽しみながら学校の前を通るたびに「この学校に行きたいね」とか「見えてきた、見えてきた」なんてやっていました。今は「入れてくれてありがとうございました」と言って通るようになりました。それから初等部は撮れないですが、写真を撮ったり、ホームページから写真を引っ張ってきてアルバムにしてなんとなくモチベーションを上げるようにしていました。後は、皆さんもそうしているかもしれませんが、ペーパー10枚目にはこんぺいとう、20枚目にはチョコレートと右上に本人が書いて終わると食べられるというわかりやすいご褒美も一時やっていました。それで本人がやる気になり、すっと100枚くらいできてしまうことがありました。ただその結果虫歯になったんです。(爆笑)また最後の方は胸ぐらをつかむくらいの勢いでお互いに「やるのか~」という感じで…、何しろ一人子なのでどうにもエネルギーを発散するところが無くて…。最後は、「パスモを持ちたいのかどうなのか?」と聞いたりしました。近所の公立に行くと電車に乗れないのでパスモを持ち出して確認したりしました。もう、あの手この手を使いました。

司会

そうですよね。5,6歳ですからお菓子もそうですし、パスモだって憧れますよね。自分でピッとやりたいですものね。最後の質問です。これから皆様が受験をなさるので、先輩として何かアドバイスがございましたらいただけますか。

Tさん

夫から、家族で一丸となって協力しないと絶対無理だということを伝えてほしいと言われました。また、面接では、私は生活のことを色々聞かれたのですが、夫は教会のことをメインに質問されました。ですので、教会には行っておいた方がいいと思います。

司会

お父様に有難うございますとお伝えください。お父様とは面接の練習をかなりさせていただきました。単願だったので、面接での失敗は困るということで、お父様にはかなり特訓いたしました。そして、ほんとうに上手になられました。お父様にかけた最後の一言は「これだったら、絶対に面接では落とされませんよ」と言いました。それくらいお父様の努力はすごかったです。

Yさん

子どもが最後まで健康で楽しく段階を踏めるようにサポートしていくのが一番良いと思います。受験が終わって「受験終わり症候群」のようなお友達が幼稚園にもいますが、割とうちは受験が終わっても何も変わらず過ごしておりまして、幼稚園でも楽しく過ごせていると、園長先生からも教えていただきました。そして、青山学院は、願書と面接のウエイトが大きいのでちょっとずつご主人を教育することが大切だと思います。

Oさん(父)

先生方は本当にプロフェッショナルなので、お任せして子どもをゆだねて、ご指導いただけたことが我が家にとっては一番のことだと思います。試験の中では、紙面で読むだけではわかりにくいような「工夫力」も大いにサポートしていただけて指導していただけたことが「合格への道」だったのかと思います。

Tさん

小学校受験はとても特殊なので、色々な迷いや不安もいっぱいありますが、わが子を信じることを最後まであきらめないでいただきたいと思います。ちゃんと子供は期待に応えてくれますので、うちの子なら絶対できると信じてあげることが一番だと、二人の子供の受験が終わって感じています。あと、機会があれば受験しようと思っている学校にはお子さまも含めて、ご家族で数多く足を運ぶことが望ましいと思います。うちの場合ですが、早い段階で子どもに目標を設定させましたので、この学校に行くために頑張ろうということを意識させました。今これを頑張ればここに通えるよというように、目標を定めたことが大きかったと思います。試験が終わった時、ケラケラ笑って楽しかったと言っているのを見て、ご縁をいただけたかなと思いましたので、これから大変だとは思いますがお子さんの能力と親との絆を信じて、どうぞ乗り切っていただきたいと思います。

素敵な締めの言葉を有難うございます。では、皆様4組の方に拍手をお願い致します。(大拍手)

※実際には皆様からたくさんの有益なお話をいただき、これから受験学年を迎える後輩会員の皆様にとって大変参考になる有意義な時間となりました。音声録音を基に文字起こしを行った一部抜粋にはなりますが、このレポートを合格への足掛かりとしていただければと存じます。