【年長児】国立小合格対策クラス:5月の授業月誌

5月の講習は…。

第1回…「鏡図形①」「回転図形(左回転)」「巧緻性特訓」

第2回…「鏡図形②」「魚制作(線対称の応用)」「行動観察(魚釣りゲーム)」

第3回…「5月のペーパーまとめ」「運動(過去国立小入試課題)」の課題に取り組みました。

線対称の理解の重要性

5月に行ったペーパー学習で「鏡図形」を2度にわたって練習したほか、制作でも「線対称」の理解を深める作業を取り入れるなど、線対称に注力したカリキュラムを行いました。というのも、「鏡図形」を解くうえで必要な線対称の理解はほかに「折り重ね図形」や「切り取り図形」でも必要であり、左右だけでなく上下に対称の場合を考える問題も存在するなど、その分野の問題は応用の幅が広いためです。

魚の制作でも線対称を含む指示で取り組みました。「折った紙に線を書いて切って開いたときに1匹になるように」という指示に基づいて実施しました。見事に、生徒の手元には2匹のお魚がたくさん。どうして2匹になってしまったのか、どうしたら1匹になるのかを考えながら再度挑戦し、実はこのときすでに切り取り図形の仕組みを体験させました。

制作、youtube動画解説の様子。

「切り取り図形」のペーパー課題は、次回6月の講習にて実施いたします。十分に予習をして臨み、実力を自信に変えてあげられるようにしましょう。線対称の理解がまだ不安定だったり、お通いになられたばかりのお子さまには、講習中に補助の先生が付き、理解に導くようサポートしますのでご安心ください。

図形の応用問題が出題されることが有名な筑波入試でも、過去に「1つの図形の中で2度対称移動させる」という複雑な問題が出題されています。練習をすれば誰しも最後には解けるようになるでしょう。しかしお通いの皆様に目指していただきたいのは、入試というたった一度の機会に一度の指示で理解し解ける実力を身につけることです。それを思えば、この時期にはきりがないほどの練習こそ必要なのだと考えられます。

左回転で急につまづく子どもたち

ペーパー課題では前の月に学習した「回転図形」の分野から、「左回転」の学習をいたしました。右回転の学習では自信たっぷりにクーピーを動かしていた生徒も、左回転では恐る恐る。回転する向きが変わる学習は初めて行うので、できないからといって自信を失うことのないようにクイズも交えて楽しく学習いたしました。

矢印の向きが変わった途端に、正答率が下がるお子さまが毎年います。回転の本質を理解していれば、矢印の向きや回数が変わっても高い正答率を維持できるようになります。お教室では、ICT教材を実際に動かして見せたり、クーピーを使って出来る確認の方法も伝授いたしました。

左回転、youtube動画解説の様子。

受験の学習を指導する中で、私たちは暗記ではなく「理解」を大切にしています。それがお子さまの本当の実力、つまりは入試当日に発揮できる力を養う一番の方法だからです。理解のための方法として、「思考させること」を講習中にも行っており、答えを導き出すためのプロセスを使って指導するようにしています。

出来ていなかったポイントも解説。

過去の国立小入試出題の運動課題に挑戦。

運動講習の内容
①模倣体操
②ステップ
③十字ジャンプ
④クマ走り

模倣体操は例年学芸大世田谷小入試で出題されてきたことは有名ですが、(2021年度秋実施入試では出題されませんでした。)準備体操の動作である屈伸(学芸大小金井小)やしゃがんだ体勢から立ち上がる(学芸大竹早小)といった動作も評価されているとの調査結果があります。

学芸大大泉小ではダンスの課題が頻出しています。現在は義務教育で体育の授業のカリキュラムにも取り入れられているダンスですが、音楽を聴き分け先生の動きを楽しく模倣させることで生徒のけじめや活発さ、運動神経、注意力などを一度に判断する材料としているでしょう。

お茶の水では一風変わって、基本ステップを交えた行進をさせたりしている年もあります。学芸大小金井小では両足ジャンプで十字に移動させる課題も。筑波では言わずと知れたクマ走りの出題が有名ですね。いずれにしても、どの学校もパッと見て基礎体力や運動神経、体幹をすぐに判別できる課題です。

参考動画

5月の授業では、準備運動で屈伸の回数も指示を出したり、先生のテンポに合わせることを大切に取り組みました。また、音楽をかけてダンス体操をしたり、行進の中でステップの指示を様々に織り交ぜて実施。クマ走りも、U字のコースを設置して過去入試で出題のルールを設定して通り組みました。指示の経験値を高めてもらう意図です。

ご家庭では室内でも公演でも、工夫して出来る活動を続けましょう。室内での活動は、お教室の公式YouTubeでも紹介しています。参考動画をご覧になって、ぜひ練習してくださいね。

お教室ではお子さま1人1人の様子を確認し、本人にアドバイスを伝え、評価表で親御さんにもお伝えし、家庭での学習に活かしていただけるようにしています。気になる方は、ご体験にいらしてくださいね。