【年長児】国立小合格対策クラス:7月の授業月誌

7月の講習は…。
第1回…「運動のまとめ」
第2回…「発表」「集団活動」
第3回…「前期のペーパーまとめ」のカリキュラムでした。
集団で行う国立小入試、問われる活動の切替
第1回の運動の授業ではこれまでに練習してきた「模倣体操」「前転」「クマ歩き」「クマ走り」「立ち幅跳び」などの総点検と「連続運動」を行いました。
さて、実際に試験では受験生の運動能力を見分けるための運動課題ですが、そのほかにも見られているポイントがあります。
それは集団活動中の態度です。
1つ1つの運動課題の再現度は日頃の練習の成果が表れやすいですが、慣れない試験当日の会場でも指示を理解して取り組める集中力を養うには、受験当日までの習慣化が必要です。
「次に何をやるのか」を考えながら取り組む癖をつけるため、先生たちはお教室で常にそのための声掛け、指導をするよう心がけています。
次に何をやるのか、は先生の動きや声をよく聞いていればわかることです。ですから、お教室ではお話をしている先生の方に顔とつま先を向けるよう促しています。この態度はおのずと、目線を上にあげ、課題に前向きな様子となります。
次の行動を考えながら取り組む癖がつくともう一つ良いことがあります。
それは活動の切替が機敏になることです。
頭の中では次の活動の用意ができていますから、指示されてすぐに体を動かせるようになります。機敏な受験生の動きは試験当日の集団の中で目立つための要素にもなり、また活発で利発な印象を残すことに繋がるでしょう。
家庭学習がいかに重要か
第2回の授業では過去の小学校入試で出題されている「指示行動」「伝言ゲーム」「読み聞かせ」「発表」「行動観察」の課題をテーマに、授業内容は過去入試課題をアレンジした実践的な内容としました。
第1回、第2回とノンペーパー課題の授業が続く中、家庭で継続してペーパー学習に取り組めていたかどうかは非常に重要です。週に1回、お教室に通える時間はその時間だけです。
だからこそその1回の授業は非常に重要で、お子さまの気分や体調、ご家族のスケジュール、さまざまな調整をした上で臨んでいただいているかと思います。それよりもさらに重要なのが、授業で学んだことを身につくまで復習するための家庭学習の時間なのです。教材がもしご家庭になければ、お教室でのご購入も可能ですが、日頃の宿題や教材をコピーして取り組むことも効果的です。

夏は受験の天王山。毎年、保護者の方の思いもよらぬ成長を遂げてくれるのが受験期の年長児です。私たち講師は、その成長が「納得の成長」の上にあるように尽くします。「目標」があって、そうなる(実現する)ために「やれるだけのことはやった、だからその分の成果が出た。」と言える、そしてもしもそれ以上の成果が出たら親子で笑顔になれるような夏にしましょう。
8月は通常授業を夏期講習に振り替えての実施となります。苦手の分野や志望校に合わせて、数ある講習からお子さまに必要な分野をお選びください。

お教室ではお子さま1人1人の様子を確認し、本人にアドバイスを伝え、評価表で親御さんにもお伝えし、家庭での学習に活かしていただけるようにしています。気になる方は、ご体験にいらしてくださいね。